使い方ガイド

意味: 自分が得たいF値を選択します。背景のボケ具合や、シーン全体の明るさの基準となります。

目的: このF値で適正露出を得るために、キーライトがどれくらいの明るさであるべきかを計算する目標値を設定します。

意味: カメラが光を感じる度合いです。数値が高いほど暗い場所でも明るく撮れますが、ノイズが増えることがあります。

目的: 使用するカメラのISO感度設定に合わせて、必要な光量を計算します。

意味: レンズに入る光の量を減らすフィルターです。明るい場所でF値を開けたい（ボケを大きくしたい）場合などに使います。値は光量を何絞り分減らすかを示します。

目的: NDフィルターを使用する場合、その効果を考慮して必要な光量を計算します。フィルターで減衰する分、より強い光源が必要になります。

スピード で設定する場合:

シャッタースピード:

• 意味: シャッターが開いている時間です。動画では通常、フレームレートの2倍の分母（例: 24fpsなら1/48秒や1/50秒）に近い値を選び、自然なモーションブラーを得ます。
• 目的: このシャッター時間で適正露出を得るために必要な光量を計算します。

アングル で設定する場合:

シャッターアングル (度):

• 意味: シネマカメラで使われる、シャッターの開角度です。180度が標準的で、シャッタースピードでいう「フレームレートの2倍の分母」に相当します。
• 目的: 設定した開角度とフレームレートからシャッター時間を算出し、必要な光量を計算します。

フレームレート (fps):

• 意味: 1秒間に撮影するコマ数です。
• 目的: シャッターアングルと組み合わせて実際のシャッター時間を計算するために使用します。

意味: キーライト（メイン光源）から被写体までの距離です。

目的: 光源からの距離によって被写体に届く光の強さが変わるため、この距離で目標F値を達成するために必要な光源の明るさ（@1mでの光量）を計算します。単位（mまたはft）も選択してください。

意味: キーライトの明るさに対して、フィルライト（補助光、影を起こす光）をどれくらいの明るさにするかの比率です。

目的: 例えば「2:1」ならフィルライトはキーライトの半分の明るさ（-1stop）、「4:1」なら1/4の明るさ（-2stops）となり、影の濃さ（コントラスト）を調整します。この比率に基づいて必要なフィルライトの光量を計算します。

意味: フィルライトから被写体までの距離です。

目的: 設定したライティング比率と距離で、必要なフィルライトの明るさ（@1mでの光量）を計算します。単位（mまたはft）も選択してください。

意味: バックグラウンドライトの明るさを、キーライト基準で考えるか、フィルライト基準で考えるかを選択します。

目的: どちらのライトを基準にするかで、バックグラウンドライトの相対的な明るさの計算元が変わります。

意味: 上で選択した基準ライトの明るさに対して、バックグラウンドライトをどれくらいの明るさにするかの比率です。

目的: 例えば「1:1」なら基準と同じ明るさ、「0.5:1」なら基準の半分の明るさ（-1stop）となり、被写体の輪郭の強調具合や背景の明るさを調整します。

意味: バックグラウンドライトから被写体（または照らしたい背景）までの距離です。

目的: 設定したライティング比率と距離で、必要なバックグラウンドライトの明るさ（@1mでの光量）を計算します。単位（mまたはft）も選択してください。